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今年2017年は10月4日が「十五夜」です。伝統的にお月見といえば旧暦8月15日にあたるこの日ですね。
十五夜はの月は「中秋の名月」とも呼ばれていますが、実際に秋になって空気の透明感が増してくると月がきれいに見えるようになってきます。
このころの虫の音や草花は日本らしい情緒を感じさせるものが多いことも特徴です。風流人でなくても秋のこの季節は月を眺めてみたくなりますね。
そこで、そんな月を眺める風習にちなんで、お子さんと一緒にお月さまに思いを馳せる絵本を楽しんでみてはいかがでしょうか?
月は作家の想像をかきたてるようで、日本以外でも月を題材にした絵本やお話がたくさんあります。
今回は年齢別に3冊の絵本をご紹介します。
目次
子どもと読みたい月にまつわる絵本3選
年齢の小さいころから順に、おすすめの絵本をご紹介します。
0~2歳ごろにおすすめ 「おつきさまこんばんは」
まんまるおつきさまが やねの上にでてきたよ、とやさしく語りかけてくるお話です。
ページをめくるごとにおつきさまがゆっくりとお空に昇ってくるの様子は、「月」 を初めて知る赤ちゃんと一緒に楽しむのもいいかもしれませんね。
著者の林 明子さんの絵は 「はじめてのおつかい」 でお馴染みの人もいるかも知れません。こどものしぐさや、ちょっとした表情がとても丁寧に描かれている絵本をたくさん発表している作家さんです。
「おつきさまこんばんは」は、絵はシンプルで、詩のような言葉がわかりやすい一冊。
ファーストブックに、と選ぶ人も多いようです。
裏表紙のおつきさま。娘はいつもここまで読んで満足そうな顔をしています。
おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)
作:林 明子
出版社:福音館書店
2~4歳ごろにおすすめ 「パパ、お月さまとって!」
お月さまとって、とせがむ娘にパパは長いはしごで上へ、上へと登っていきます。さて、大きなお月さまをパパはどうやって持ち帰ったでしょうか?
「はらぺこあおむし」のエリックカールのしかけ絵本。
絵本のページを飛び出しそうな長ーいはしごや、大きなお月さまに子どもはびっくり!月の満ち欠けもストーリーの中に自然に取り込まれているので、身の回りを観察するようになってくると余計に楽しめるかな、と思います。
娘には1歳の時から読んであげていましたが、仕掛け部分を何回も破ってしまったので、もう少し大きくなってからの方が良かったかもしれません。でも、この本で 「パパ」 を覚えたので、実は一番気に入っていたのはパパかも!
そんなパパ大活躍の絵本です。
絵は鮮やかなブルーの背景にちょっとリアルなお月まさとカラフルな人や家が描かれていて、にぎやかなイラストから元気が貰えそうです。今年の春から夏にかけて開催していたエリック・カール展で原画を見る機会がありましたが、深みのあるブルーがいっそう引き立っていて素敵でした。
パパ、お月さまとって!
作:エリック・カール 訳:もり ひさし
出版社: 偕成社
3歳ごろ~小学生におすすめ 「ぼく、お月さまとはなしたよ」
ある夜のこと、クマくんはお空を見上げて思います。
「お月さまに誕生日のおくりものをあげたいな」。
クマくんはお月さまとおはなしするために、大きな川を越え、山のてっぺんにやってきました・・・
「パパ、お月さまとって!」とは違い、同じブルーでも穏やかなブルーを基調にした絵からはクマくんのやさしい気持ちが伝わってくるような一冊です。くり返しの多い文章は昔話のようにじんわりとしたあたたかさがあります。
クマくんはどうしてお月さまの誕生日がわかったのかな、どうやってお月さまに誕生日プレゼントをあげたのかな、プレゼントはどうなったのかな、読んだ後に親子でいろいろな会話ができそうなところもおすすめです。
クマくんの勘違いにちょっとハラハラしながらも、最後は 「あーよかった」 となるお月さまの絵本、文字が多めなので少し大きくなってからがおすすめです。
ぼく、お月さまとはなしたよ (児童図書館・絵本の部屋)
作:フランク・アッシュ 訳:山口 文生
出版社: 評論社
まとめ
お月さまを題材にした絵本を、年齢別にご紹介しました。
空気が澄んできて、自宅の庭や窓辺から夜空や月を楽しむ機会の増えていく、秋から冬にかけての季節。絵本をきっかけに子どもの興味もひろがっていくといいな、と思います。
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