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赤ちゃんのための加湿器の正しい使い方!置き場所や湿度の目安は?

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冬が近づいてくると、お部屋の乾燥や冬に多い『風邪』、『インフルエンザ』の流行、気になりますね。

特に出産を控えている場合や新米ママの場合、赤ちゃんのお肌の乾燥や、ましてや感染症はなるべく避けたいところ。そのために新しい加湿器の購入を検討している人も多いのではないでしょうか?

 

秋になると家電量販店の季節ものコーナーに必ず新製品が置かれる加湿器

実は使い方を間違うと危険さえ伴う、取り扱いを注意したい家電です。

 

ここでは赤ちゃんのいる家庭での加湿器の使い方、特に気を付けたいポイントについてまとめました。

正しい使い方でママも、赤ちゃんも乾燥の季節を乗り切りましょう!

赤ちゃんと冬の乾燥のリスク

空気の乾燥は、赤ちゃんにとってどんなリスクなのでしょうか?

 

インフルエンザなどが冬に流行するのは、実は寒さではなく乾燥した空気が原因です。

空気が乾燥する冬期には、ウイルス中の水分が蒸発して比重が軽くなり、空気中にウイルスが浮遊しやすくなります。

その結果、ウイルスは湿度の高い口腔や鼻腔の粘膜など、湿度の高いところに付着します。

出典:高見台クリニック 

普段は肌表面や粘膜は湿度が保たれているため、ウィルスは簡単には体内に入ってきません。

しかし、冬場になって肌が乾燥しやすくなるように、湿度が下がると気道粘膜も肌荒れのような状態になって表面が損傷します。粘膜は薄いので、亀裂からウィルスが侵入しやすくなり感染症がおこってしまいます。

 

抵抗力の弱い赤ちゃんならなおさら気を付けてあげたいですね。

 

また、乾燥した空気の中ではウィルスは遠くまで飛散するために、1回の咳やくしゃみによる感染範囲が広くなります。

湿度が40%以下の乾燥した部屋ではウイルスは30分間も漂い続けると言われています。

出典:高見台クリニック 

部屋の湿度を保つことは肌の乾燥を防ぐだけでなく、感染症の予防のためにも重要ですね!

 

赤ちゃんと加湿器、正しい使い方

赤ちゃんのいる家庭での加湿器の正しい使い方、注意したいのはどのようなポイントでしょうか?

 

お部屋の湿度の目安

適度な湿度は健康を考える上でも必要です。しかし、過剰な湿度はかえって身体の負担になります。

快適で、健康を保つためには湿度は40~60%の間に調整する必要があります。湿度が40%を下回ると乾燥のリスクが高まりますので、理想的には50~60%くらいが良いでしょう。

 

では、湿度の上げすぎるとどんなリスクがあるでしょうか?

家の中の湿度が上がりすぎると、ダニやカビが繁殖しやすくなってしまいます。

ヒョウダニやイエダニなど室内に生息するタイプのダニは室温20~30℃、湿度60~90%付近で増えます。

カビは湿度80%以上で良く繁殖します。

湿度が上がりすぎるともわっとして不快な感じがすることも。程度な湿度を心掛けたいですね。

 

加湿器の置き場所

加湿器の置き場は、理想的なのは部屋の中央です。

加湿された空気が部屋中いきわたるというメリットがありますが、それだけではありません。

部屋の隅や壁の近くなど、空気の流れの弱いところに置いてしまうと、壁の温度と加湿された空気の温度差から壁に結露が起こりやすくなります。

最悪、壁の中に入った空気が結露して、見えない所でカビが出る恐れがあります。

 

窓際も避けた方がいい場所です。

ペアガラスであっても、冬場、窓ガラスや窓枠は室温よりかなり低い温度となります。窓際に加湿器を置いてしまうと窓の結露がおこり、結果的にレールにたまったホコリなどからカビやダニが発生しやすくなります。

お部屋全体を加湿するイメージで使ってみてくださいね。

また、加湿器のミストには掃除をしていても雑菌が残っていたり、スチーム式の加湿器では蒸気が高温になったりします。

安全のために、子どもの手の届かない位置におきましょう。

赤ちゃんのまわりを加湿したいからといって、ベビーベッドのすぐ近くで加湿器を使うのは避けましょう!

 

エアコンとの位置関係に注意

置き場所でもう一つ注意したいのが、エアコンと加湿器の位置関係です。

エアコンの温風があたる位置に加湿器を置くと、周囲にカビが発生する原因になります。

また、加湿器の誤作動が起こる恐れがあります。

 

蒸気を直接吸い込まない

子どものころ、加湿器のミストが面白くて口を開けて吸い込んだ経験のある人もいるのではないでしょうか?わたしもその一人です!

しかし、ショッキングなことに加湿器の蒸気は、実はあまり衛生的ではありません。加湿器でまき散らされたカビを吸い込んだことが原因の 「加湿器病」 をご存知でしょうか?

 

「加湿器病」 は正式には 「過敏性肺臓炎」 と呼ばれる肺炎で、加湿器の水に発生した雑菌が原因でおこる肺炎です

(過敏性肺臓炎は)アレルギーですので人によっての特徴はありますが、基本的には咳、発熱、全身の倦怠感といった、風邪に似た症状です。

しかしまれに、原因に気づかず重症化して、食べ物などのアレルギーと同じく気管がはれ上がって狭窄し、呼吸困難を起こしてしまうこともあります。

出典:ドクターズガイド

 

この疾患は、水を非加熱で使用する超音波式加湿器などが原因といわれています。加湿器の水タンクやフィルターの掃除を定期的にすることはもちろんですが、危険を伴うのでミストを直接吸い込まないようご注意ください。

おすすめは水を加熱するので雑菌やカビが繁殖しない 『スチーム式加湿器』 です。でも、こちらも蒸気が高温になりますので火傷の危険があります!

くれぐれも置き場所など注意してください。

 

加湿器の水は水道水を使う

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前の項で触れたように、加湿器の中は雑菌やカビが繁殖しやすい状態になっています。浄水器の水ではなく水道水を使うのが衛生的です。

また、専用の抗菌剤を加えるのも効果的です。

 

加湿器のメンテナンスを怠らない

「加湿器病」を防ぐためにも、加湿器のタンクは毎日きれいに洗いましょう!

抗菌、除菌をうたっている機種も多くなりましたが、それだけ雑菌が繁殖しやすいということ。メーカーの取扱説明書に従ってメンテナンスをしてください。

 

赤ちゃんにおすすめの加湿器

「加湿器病」のように、アレルギーの原因にもなる加湿器のカビやバクテリア。毎日のメンテナンスも産後のママには大きな負担になってきます。

そこで、抵抗力の低い赤ちゃんのためにも、お手入れが簡単で雑菌をまき散らす恐れのないスチーム式加湿器をおすすめします!

 

おすすめの加湿器についてはこちらの記事をご覧ください。抗菌剤のご紹介もしています。

加湿器で乾燥対策その前に!健康を守る選び方、使い方のポイントは?

 

まとめ

赤ちゃんのいる家庭での加湿器の使い方、注意点についてまとめました。

意外と注意点が多いのに驚いた人もいるではないでしょうか?

部屋の空気の管理は住んでいる人の健康にも直結します。温湿度計を置いてお部屋の湿度をこまめにチェックするのもおすすめです。

正しい使い方で潤いのある冬の季節をお過ごしください!

 

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