前回の記事で「リビング学習」のメリットや、メリットを活かすための注意点をお伝えしました。
「リビング学習」での勉強環境の整え方とは?気を付けたいポイント4つ!
では、リビング学習に使う机はどんな形状、デザインのものが良いでしょうか?
今回はどんな学習机を選んだらいいのか、リビングならではの気を付けたい条件とは何か、そんな疑問に答えていきたいと思います。
目次
リビング学習の机の選び方
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学習机の条件
子どもが勉強するにはどんな机がいいの?まずそこから考えてみたいと思います。
身体にフィットしていること
どんどん成長する子どもの身体。洋服を買い替えるように机を変えることは出来ませんが、正しい姿勢で勉強するためには身体に合った机を使う必要があります。
といっても、子どもが小さいうちは机に座る時間も短いので、あまり神経質になる必要はないと思います。
本格的に勉強するようになる小学生高学年ごろからは机の高さにも気を配りたいですね。小さすぎる机、椅子は姿勢が悪くなる原因になります。
安全な素材 ・ 仕上げで作られていること
勉強机は子どもが一番身近につかう家具。それだからこそ安全なものにしてあげたいですね。
しかし、一般的に家具類に使われている合板の製造過程で使われる接着剤には、シックハウス症候群の原因となる有害物質が多量に含まれています。
家を建てる場合は、建材に有害物質使用量の規制があることをご存知でしょうか。
建材は化学物質の放散量によってランク分けされています。
化学物質(ホルムアルデヒドとクロルピリホス)が規制され、ホルムアルデヒドの発生量によって「F☆☆」から「F☆☆☆☆(フォースター)」まで分類されています。
実際は放出量が最低ランクの「F☆☆☆☆(フォースター)」が主に使われています。
出典:住まいの処方箋
ところが、建てた後に検査のある建物本体に使う建材と違い、エンドユーザーが直接購入する家具にはF☆☆☆☆(フォースター)などの規制がありません。
大手家具メーカーのカリモクなどは学習家具のこだわりとして、全商品F☆☆☆☆(フォースター)の材料、塗料を採用しています。
そのように独自の基準で規制をしている国内メーカーも多いのですが、輸入物の家具、組立家具は接着剤など化学物質が多量に含まれている恐れがあります。
どの程度人体に有害かは厳密にはわかりませんが、少なくとも嫌な臭いがないかチェックしてから購入しましょう!
F☆☆☆☆(フォースター)について詳しくはこちらをサイトをご覧ください。
住まいの処方箋 シックハウス症候群の原因!?健康を脅かす現代住宅の「新建材」とは?
シンプルな構造で、長持ちすること
シンプルな机は物足りないと感じるかもしれませんが、収納棚は控えめにしておいた方が目の前の学習に集中できます。
目の前に沢山の本やおもちゃがあると気が散ってしまいますね。収納というのは便利なようで、あればついつい物を置きたくなってしまいます。
子ども部屋に置く学習机のラインナップを見ても、最近ではフラットな机かそれに近いシンプルな物が人気です。
勉強机は上で絵をかいたり、作業台になったりといろいろな使い方をします。
愛着のある机はずっと使い続けていきたいもの。なるべく丈夫で、飽きのこないものが長く使えますね。
リビングに置く机の条件
では、リビングに学習机を置く場合はどんなことに気を付けたら良いでしょうか?
まわりの空間に調和していること
学習机といっても家具の一つ。
インテリアのカオス状態を避けるためには、リビングの他の家具と合わせて素材やデザインを選ぶのが基本です。
最近の学習机はシンプルなデザインのものが主流なので、いろいろ選べるかと思います。
一番実用的で合わせやすいのは、フラットな机のタイプです。
ある程度質感の良いものを
リビングは家の中心の、一番大切な場所ですね。子供部屋とはおのずと部屋の性質が違ってきます。
洗練された雰囲気が好きな人、くつろぎの空間にしたい人、なによりも家族の居心地の良いリビングルームが一番ですね!
学習机が他の家族にとって目障りにならないでしょうか?学習机というと機能優先の所がありますが、リビングに置く場合は見た目に心地よいもの、あまり威圧感の無い物がおすすめです。
そして、毎日目にするものなので、ある程度質感の良いものの方が間違いがないでしょう。
リビング学習におすすめの学習机
子どもの成長に合わせて使える安全性の高い学習机のうち、リビングに置いても遜色のないものをご紹介します。
3歳くらいからの「自分の机」
どもの姿勢を考えた、1歳の娘のための最初の椅子選びの記事でもご紹介した、変化椅子のメーカーなかよしライブラリーさん家具。
その名も「小さいころの机 椅子付き」!
とっても小さくて可愛らしいフォルムに目が行ってしまいますが、材質は国産ヒノキ、丁寧な作りで安全性の高さも特徴です。
こちらの机は、3歳ごろから小学校3年生くらいまで使うことを想定しています。子どもの身体の成長を考えると6歳の子どもには大きな学習机は大きすぎるので、小学校4年生くらいから大きな学習机を使う想定です。
小学校前から机に座る習慣をつけるために、こんな楽しく座れそうな机と椅子を用意してあげられたら素敵ですね。
なかよしライブラリー 小さいころの机 椅子付き
幅75×奥行50×高さ40㎝~ 販売価格54,000円
リビングにピッタリのスリムな学習机
奥行のスリムなサイズの学習机。学習机というよりも洗練されたデスクといった方がいいかもしれません。国産のヒノキで、一つ一つ手作りされています。
素材は品質の良い無垢(むく)のヒノキにこだわり、合板を徹底的に排除しています。仕上げも自然型オイルを使っていて、安全性に配慮した家具となっています。
リビングの壁際にカウンターとして置くのもいいですね。
勉強机として、家事コーナーの机として、書斎のパソコンデスクとして、いろいろな場所で使いたくなってしまいます。
幅は65cmから150cmまでオーダー可能なので、兄弟が並んで勉強するときにも活躍しそうです。
幅65cm, 75cm~150cm×奥行43cm×高さ70cm 幅は1cm単位でオーダー可能 販売価格49,500~円
高さ調整式!スッキリしたデザインのコンパクトデスク
子どもが小さいうちからずっと使える、高さ調整の機能のついた勉強机。こんなシンプルなデザインならリビングに置いても違和感なく使えますね。
小さな空間にも無理なく置けるSサイズと、別に標準サイズのMサイズもあります。
幅85.3×奥行60×高さ74.5(cm) 天板高さは55~73cm*高さ調整式(3cmピッチ) 販売価格52,800円
勉強に、食事に、小さいころから色々使える座卓タイプ
シンプルな「長テーブル」。 こちらもなかよしライブラリーさんの製品です。
床に座るタイプのリビングなら、座卓がそのまま学習机といったご家庭も多いのではないでしょうか。わたしも自分の部屋をもらったのは小学校5年生くらいの時。それまでは居間の座卓で宿題をやっていた記憶があります。
座卓でも勉強はできますが、こんな専用のスペースがあれば勉強用にうってつけですね。パソコンを使ったり、家事コーナー用としても重宝しそうです。
W1300×D400×H295 販売価格38,800円
まとめ
勉強机の条件にあわせて、リビングに合いそうなものを選んでみました。サイズや機能などはこんな感じのものが使いやすいかと思います。
今回ご紹介のものは無垢材を使っている関係で、ナチュラルテイストのデザインのものになっています。無垢材の家具でしたら和室にも、フローリングにもそう違和感なく溶け込むと思います。
リビングに置く勉強机は、選び方次第では家族の集まる居間がもっと素敵な空間になります。
機能優先で考えがちな勉強机、素材やデザインにもこだわって探してみてください!