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「クローズアップ現代」ごみマンションが現役世代で急増!リスクや対策は?

2018年5月16日放送のNHKの「クローズアップ現代」で、あなたの隣もごみマンション!?として現役世代に急増するごみ屋敷ならぬごみマンション問題について放送されました。

 

ごみマンションの住人は職場では普通の人がほとんど。

決してだらしない人ではなく、仕事が忙しくても弱音を吐かないような責任感の強い人が多いそうです。

 

高齢者のゴミ屋敷よりもさらに周りから気づかれにくい「ごみマンション」。

部屋がゴミだらけでも誰にも相談できなくて、人知れず悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

 

ここでは、番組の内容からそのリスクと対策をお伝えします。

ごみマンションで悩んでいる人、家のごみをなんとかしたいけどやる気が起きないという人、必見です!

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ごみマンションに住む人たちとは?

番組ではごみマンションに住む人の事例として3つのケースが紹介されていました。

 

ケース1 大企業に勤めるエリート社員

有名国立大学出身で大手企業に勤める現役バリバリのエリート、独身です。

きっと年収も高くごみマンションとは無縁のようですが・・

住んでいるのはこんなマンションでした。これで生活できているのだろうか?と疑問ですが本人的にはぎりぎり生活できるラインらしいです。

 

ごみがたまるようになったきっかけは、数年前に仕事で大きなプロジェクトに抜擢されたこと。

 

自分の能力を超えた高いレベルの仕事へのストレスで疲れ切って家に帰る毎日。そうした日常を過ごすうちに、コンビニ弁当のゴミなどを部屋に放置するようになっていったそうです。

段階的に感覚がマヒしていき、今や家中にゴミが積み上がり足の踏み場もないほどになっています。

 

ケース2 キレイ好きの40代ナース

もともとは綺麗好きで、以前は友人とルームシェアしていた看護師の女性の場合もやはり仕事のストレスが原因。

さすがに顔は写っていませんでしたが、見た目的にも小ざっぱりとした清潔感のある女性でした。

仕事では看護部長を務めているそうです。責任感を持って仕事をされているのが伝わってきます。

 

友人が引っ越して一人暮らしになったころからといいますから、徐々に感情のはけ口が無くなったのでしょうか。

 

ネットで買ったものや段ボールが家中にあふれていき、いつの間にかごみマンションになってしまったそう。

 

ナースの仕事は「感情労働」の典型とされるそうです。

感情労働とは?

常に感情のコントロール、模範的な態度が求められる職種

看護師や介護士など医療・福祉関係、企業のサービスセンターや苦情処理係、教師や保育士、接客業全般が該当する

 

彼女も感情を極端に抑える仕事のため、プライベートでは人と関わることを避け孤立を求めていったそうです。

外できちんとしている反動がでて、家では何もしたくない、片づける元気もないという状態が続き、ごみマンションの中で暮らしています。

 

ケース3 友人が大勢いても介護疲れでごみマンションに

映像関係の仕事をするこちらも現役世代の50代の男性。

 

東京で仕事をしながら大阪に住む母親の介護に通う日々が続くうちに、忙しさと介護疲れから自宅マンションがごみだらけになっていったそうです。

 

こちらの男性は友人が多く、プライベートでも飲み会などに頻繁に出かけている様子でした。でも、恥ずかしさや元気に見られたいという気持ちから、友人たちには親の介護のことなど打ち明けることはなかったそうです。

シンクもこんな状態に・・

 

母親が亡くなって数年経ってもごみマンションの暮らしが続いたそうです。

 

ごみマンションになるきっかけはさまざま

こうして見ると、みな仕事も真面目、現役で働いている人たちです。

 

普通に働くことができている人でも、

心身の疲労やストレスがたまっていき許容範囲を超えてしまうと・・

 

身の回りのごみの処理という、普段なら簡単に出来ることができなくなってしまいます。

 

ごみマンションに住む人の事例を見ると、こうなるにはさまざまなきっかけがあることがわかります。

そして、それぞれのきっかけから孤立していくように。

高齢者の場合と違い現役世代では、

などの理由で、外から何が起きているのか見えなくなっています。

 

そのため、知人や近隣の人が手を差し伸べることができないのも大きな問題だと指摘されています。

 

ごみマンションに暮らすリスクとは?

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ごみマンションでは、喘息や転倒するリスクが高まると番組でも指摘されています。

 

他にも、

など直接的なリスクがあります。

 

また、部屋が掃除できないことで自己評価が下がり、鬱になる危険もあります。

 

そして、最終的には孤立死のリスクが・・・!

 

番組によると、孤独死のうち4割以上が50代以下の現役世代だったそうです。

ごみマンションの中での孤立からの孤独死というケース、あまりにリスクが大きいです。

 

ごみマンションからの脱却の決め手は?

では、ごみマンションから脱却するためにはどうすればいいでしょうか?

 

誰かと話しをする

悩みを受け止めてくれる人の存在があると、ひとりで抱えていた悩みが軽くなります。

 

こう聞くとそれって当たり前だし、それができないからこうなったのでは?と思います。

 

でも・・

話をする人は友人やカウンセラーのような人でなくても、

内容も特に具体的な相談でなくても良いかもしれません。

 

例えば部屋の掃除に来た人に何気なく世間話をしてみる。

行きつけの美容室でちょっと話を聞いてもらう。

 

そんなことが良いきっかけになる場合があるそうです!

 

職場以外でのつながりを見つける

友人や職場の人には自分の元気な顔しか見せたくないし、弱音を吐いたことはない。

 

そういった人にとって、

より自分の感情を出せるつながりを見つけることもごみマンションから脱却のきっかけになるそうです。

 

例えば会社帰りの飲み屋の常連仲間や、趣味を通して知り合った人との付き合いが

変わるきっかけになるかもしれません。

 

環境を変えてリセットする

部屋のごみを自分で掃除しようにも、あまりに沢山だと「掃除しよう」と思うだけでストレスです。

 

環境を変えるためにも、清掃業者に頼んでごみを一度スッキリとさせ、部屋も気持ちもリセットするのも良い方法です。

 

実際にわたしもリフォームの仕事がらみで部屋の清掃の手配をしたことが何度かあります。

自分ではこんなに汚いので恥ずかしい!と思ったとしても清掃業者にとっては大したことない汚れかもしれません。

それほど、ハウスクリーニングの依頼というのは急増しています。

 

少し片づけてから掃除の依頼をした方が金額的には安くなるかもしれませんが、それよりも時間や気持ちのリセットの方が大切です。

 

思い切って清掃業者にお掃除を依頼すると、2LDK程度の広さのマンションであれば1日でごみとバイバイできますよ!

 

同じように、引っ越しが良いきっかけになることがあるそうです。

 

ごみ回収にかかる費用の相場や安く抑えるための依頼のポイントです

汚部屋にリバウンドする可能性や対策は?

部屋をきれいにしたとしても、リバウンドしてまたごみマンションに逆戻りでは?

こう思う人も多いと思います。

 

番組に出演していたごみマンションなどの専門家によると、残念ながらリバウンドは少なからずあるそうです。

ごみマンションに住んでいた人を一気に掃除好きにまで変えるのは難しいですよね。

 

番組はここまでの内容でしたが、わたしの考えは

リバウンドしてしまう、掃除が苦手というなら定期的に業者に依頼するのもありだと思います。

 

人には苦手なことってどうしてもあります。

現役で仕事をしているのなら時間がない、忙しいというのもわかります。

 

では、自分で片付けや掃除をする代わりに、自分の稼いだお金のうち一部を家事代行やお掃除サービスに充ててはいかがでしょうか?

 

汚部屋やごみマンションの清掃を業者に依頼するのは、結構高額になります。

しかし!

定期的にな掃除であれば、金額的にも現実的な範囲で依頼することも可能です。

 

わたしは清掃業者の回し者ではありませんが(笑)

どうしても時間がない、片付け、掃除が苦手という人にはおすすめです!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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