秋になって赤や黄色に色づく木々を見ると、紅葉を綺麗だと思う日本人の感性が自分の中にも根付いているのを感じます。
それもそのはずで、
日本最古の歌集「万葉集」のなかにも紅葉の美しさを愛でる多くの歌が詠まれているそうです。
「万葉集」は8世紀ごろの編纂と言われていますので1000年以上も昔。
でも、そのずっと前から木々が美しく色づいていく景色は人々を楽しませていたことでしょうね。
紅葉は見たいけど、見に行くためにはちょっと遠出が必要です。
人気のスポットは渋滞も気になるし・・
そこで今回は、家に居ながら紅葉を楽める、珍しい紅葉する観葉植物をご紹介します。
紅葉する植物の中でも、特に初心者でも育てやすいものを中心に選びました。
「お部屋の中でも季節を感じたい」そう思った方は是非参考にしてみてください!
スポンサーリンク
目次
一人暮らしやマンションでも育てられる!紅葉する観葉植物
秋になると綺麗に色づく葉の色が楽しめる観葉植物。
これからご紹介するものは、一人暮らしの人やマンション住まいの人にも育てやすいおすすめの品種です。
1、可愛らしく紅葉するハツユキカズラ
白く斑の入った、可愛らしい花のような葉っぱが特徴のつる植物。
春には新芽が濃いピンクから雪をかぶったような白へ変化することから、ハツユキカズラ名前が付けられています。
春から夏にかけてピンクー白ー緑と変化した葉が秋から冬にかけては真っ赤に紅葉します。
一年を通してカラフルな色を楽しめる多年草です。
和にも洋にも合わせやすい雰囲気で、他の植物にはめったにない白やピンク、緑の混じった色はお部屋を明るくしてくれますね。
少しくらい風が当たったり、暑かったりといった環境の悪いところでも生命力が強いのでめったに枯れないのもおすすめポイントです。
最近は屋外の花壇のグラウンドカバーにもよく見かけます。
丈夫な割に成長がゆっくりなので、寄せ植えなどしても他の植物の邪魔をしません。
暑さ、寒さに強く、病害虫に強く丈夫なので初心者にもお勧めです。
紅葉させるポイント
もともと丈夫な植物ですが、日光に当てないと発色しません。
また、鉢植えの場合は外に出して寒さにあてると綺麗に紅葉します。
ハツユキカズラを上手に育てるには?
基本メンテナンスフリーで育てて問題ありません。
ただし、日光にだけはよく当てるようにします。
単体で鉢植えやハンギングバスケットで楽しむ他、寄せ植えにしているのも良く見ます。
ちょっとわかりにくいですが、こちらは寄せ植えでつる部分を活かした使い方をしていますね。
価格も手ごろで小さな株ならワンコインで購入できます。
2、もみじのような葉が楽しめるモミジバゼラニウム
もみじのような可愛らしい葉が特徴のゼラニウム。秋から冬にかけて葉の色が濃くなります。
花も咲きますが、普通のゼラニウムのように大きな花ではありません。どちらかというとカラーリーフを楽しむ植物です。
家にあるモミジバゼラニウム。全体の高さは30cmほどです。
育てて3年以上たっていて茎が木の枝のようになっています。
新しい葉は鮮やかなグリーンです。
モミジバゼラニウムの花
どんな花が咲くの?という質問があったので、花の写真もアップしました。
春から初夏にかけてこんな花が咲きます。
小さなオレンジの花で可愛らしいですね。
紅葉も楽しめますが、お花も愛でてあげましょう(^^♪
(2018.06追記)
紅葉させるポイント
10月ごろから徐々に色が濃くなっていきます。
日当たりや肥料でも葉の色は変わってきます。
養分や日当たりが十分でないと濃い色になりません。
暑さ、寒さに強くないので夏は直射日光を避けて、冬は軒下か明るい室内に置きます。
モミジバゼラニウムを上手に育てるには?
乾燥気味の環境を好むので水のやりすぎには注意が必要です。
実際、昨年の冬に根腐れをおこしてほぼ全滅してしまいました。
しょうがないので枝や太い幹は全部刈り込んでしまったのですが、春になると少しずつ葉が出てきて、上の写真のように初夏には花が咲きました。
ハツユキカズラよりは少し手間がかかりますが、その分育て甲斐があるかもしれません!
人気のある品種で、普通の園芸店で大抵手に入ります。
こちらも小さな株なら500円程度で購入可能です。
3、風水アイテムとしても人気!ユッカ・デスメティアーナ
スポンサーリンク
ユッカの中でも、紫色に紅葉する葉っぱが特徴的なのがユッカ・デスメティアーナです。
シャープな葉が印象的なおしゃれな植物です。
紅葉したときの様子はこちらのページにも写真が載っています。
ユッカはとがった上向きの葉が特徴で、金運や仕事運を上げる風水アイテムとしても人気がありますね。
そのせいかオフィスや店舗などでも良く見かけますが、建物内でも育てやすい、管理が楽な植物です。
ユッカにも日本で購入できるものだけでも様々な種類があります。
一番多く出回っている、『青年の樹』 と知られているのは ”エレファンティペス” という品種です。
こちらがユッカ・エレファンティペス、通称 『青年の樹』 です。
『青年の樹』 は太い幹から葉が出ていますが、ユッカ・デスメティアーナの幹は細めで、細長い葉がたくさん出ています。
同じユッカでも外観は結構違いますね。
紅葉させるポイント
屋内の日のよく当たらない場所でも生育は可能です。
ただし、日光に当てないと紅葉しないばかりか茎や葉がひょろひょろになってきます。日光不足には注意が必要です。
ユッカ・デスメティアーナを上手に育てるには?
ユッカ・デスメティアーナは暑さ寒さに強い植物です。
特に寒さにはとても強く、ー5℃程度までは耐えるそうです。
乾燥にも強い植物です。
春から秋にかけては土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにし、冬場の水やりは週1回程度で大丈夫です。
日当たりの良い場所を好みますが、葉焼けの恐れがありますので夏場の直射日光は避けた方が良いでしょう。
こちらは希少種なので普通のユッカの2~3倍の市場価格になります。
まとめ
今回初心者向けの、比較的育てるのが簡単な観葉植物をご紹介しました。
しかし、綺麗に紅葉させるためには部屋の外に出したり、日光や寒さにあてることが必要になってきます。
少し手間はかかりますが・・
その分植物が教えてくれる季節の移ろいを感じることが出来るはず。
是非楽しんでみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
スポンサーリンク