健康のためには、夜は早めに寝ることが推奨されてますね。
でも、寝不足は良くないとわかっていながら・・
深夜に子どもがいると見れない撮りためたドラマを見たり、
スマホで動画を見たり、と
夜にしかできないことが多すぎるのが悩みです。
でも、それが肥満につながっているとしたら?
40代、50代で生活習慣病になるとしたら?
この記事では
著書『本当に怖いキラーストレス』が話題の精神科医、茅野 分先生のインタビューから、
睡眠不足が脳や精神に与える怖い影響についてご紹介したいと思います。
茅野先生のお話からは睡眠不足で身体や精神に不調が起こるメカニズムがよくわかります。
睡眠不足を解消すると、あなたのその不調も消えるかもしれません!
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寝不足が続いたとき、脳は・・?
お昼ご飯を食べた後の午後の時間、電車の中などで熟睡している人を見かけることがありますね。
気持ちよさそうですが・・
実は夜によく眠れていないのかも。
とにかく、眠いからといってなかなか寝てもいられないというのが通常ですよね。
しかし、強い眠気を我慢していると、脳はどうなるのでしょうか?
強い眠気が襲ってきても我慢して活動を続けると、
脳はあきらめて活動モードにスイッチを切り替え、
心拍数や血圧を上げて体を興奮状態にさせます。
強い眠気を我慢していると眠気が無くなるのはこのためだそうです。
しかし、これは決して身体、特に脳に良いことではありません。
こうした状況を続けていると、
眠ろうとしてもなかなか寝付けなかったり、
浅い眠りになってしまったりと
睡眠の質が悪くなってしまいます。
これが続くと、脳も疲労し、神経回路に異常が発生します。
その結果、仕事でミスを連発したり、記憶力が低下したり、判断能力が鈍ってきたりします。
ミスや物忘れも自分が不注意なせいではなく、寝不足のせいだったのかも。
そうだとしたら、改善していかないと職場での立場が危ぶまれますね・・!
睡眠不足で肥満になる理由
睡眠不足が脳や神経にストレスになるのは、自分でも実感があるので納得できます。
でも、なぜそれが肥満や生活習慣病にもつながるのでしょうか?
睡眠時間が短くなると、
食欲を抑制する「レプチン」というホルモンの分泌が減少し、
逆に食欲を高める「グレリン」というホルモンの分泌が上昇することがわかっています。
茅野先生によると、
寝不足の状態が二日間続いただけでもこのホルモンの影響によって食欲のコントロールが効かなくなるそうです。
慢性的な寝不足が続くと、糖尿病や心疾患などの生活習慣病にかかりやすくなるのはこのためです。
睡眠時間を確保することが肉体的にも精神的にも健康であるための基本なのですね。
医師が警告!深い眠りを妨げるものとは?
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睡眠不足解消のためには、睡眠時間の確保と同時に眠りの質を高めることが大切です。
深い眠りを妨げるものとして茅野先生が強く警告してるのが、パソコンやスマホの画面から出るブルーライトです。
ブルーライトが危険な理由
ブルーライトは、人の目で認識できる光の中で最も波長が短く、大変強いエネルギーを持っており、私たちの体内時計を狂わせる力があるのです。
そのため、網膜がブルーライトの刺激を受け取ると、
体は「朝の太陽の光」を浴びたのと勘違いして活動モードに入ります。
深夜までブルーライトの刺激を受けていると目が冴えてしまい、
眠れなくなったり、眠っても深い睡眠に入れなくなったりします。
網膜の刺激で抑制されたホルモン物質「メラトニン」は14~15時間後に自動的に再開されます。
14~15時間後というと、深夜の1時に眠ったとすると午後の3時から4時あたりです。
そのころ急激な眠気に襲われて、今度は日中の活動に影響が出てきてしまいます。
生活習慣が変わっても、脳の性質は1世代では変えようがありません。
平日は避ける、とか、ちょっとでも気にしてみるとメリハリのある生活が送れるようになるかもしれませんね。
携帯のブルーライトカット機能を使おう!
しっかり眠るためには避けたいブルーカット。
ですが、スマホを練る前にいじるのが習慣になっている人も多いのでは?
そんな方に便利なのが携帯のブルーライト・カット機能。
例えばアイホンなら「Night Shift」(ナイトシフト)という機能が搭載されています。
Androidだと搭載していない機種も多いようですが、その場合はアプリ「Twilight」なんかで対応可能です♪
アイホン6s「Night Shift」(ナイトシフト)の使いかた
設定ー画面表示と明るさ を開きます。
Night Shift のところで時間を設定すればOKです。
ON、OFFを時刻で設定する他にも「日の出から日の入りまで」といった設定もできますよ!
まとめ
睡眠不足から肥満や生活習慣病になるメカニズム、ブルーライトが体に及ぼす影響についてご紹介しました。
理想的には眠る2時間前にはスマホやパソコンの画面から離れて静かな音楽を聴くなど、脳をリラックスさせることが大切です。
睡眠の質を高めるためには、リラックスできる寝室で休むことも大事ですね。
女性のための寝室づくりについてまとめています。疲れをもっと取りたい!とお思いの方におすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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