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12/19の【マツコの知らない世界】は「名建築宿の世界」でした。
建築家で紀行作家の稲葉なおとさんが案内人として登場し、「宿そのものが24時間鑑賞できる観光地」として国内の名建築宿をご紹介するという内容。
世界的に有名な安藤忠雄の手がけたホテル「TOTOシーウィンド淡路」や、昭和を代表する巨匠である吉村順三設計の「大正屋」など、ロケーションを大胆に活かした設計や庭の景色の取り込み方など素晴らしく、どれも行ってみたくなるような「名建築」ぞろい。
見ていて本当に楽しかったです。
マツコも建築にはかなり詳しいようですね。行ったことのある宿もあったようです。
そんな名建築宿ですが、泊まるというとなんだか敷居が高いですね。
でも、デザインの素敵な宿で過ごすのは美味しいディナーを味わうのと同じく、旅の満足度を確実に上げてくれる素敵な体験なのです。
また、前回の記事でも書きましたが、良い建物やインテリアを体験するのはデザインの経験となり、ゆくゆく役に立つ(はず)です!?
さて、今回【マツコの知らない世界】で紹介されていたのは全国津々浦々の宿でした。名建築というだけあって通好みの渋い宿、大人向けのスタイリッシュな宿が多かったようです。
そこで、今回はよりファミリーやカップル向けの、関東からも行きやすい距離にある「名建築宿」を3つ選りすぐってご紹介したいと思います。
温泉もついている宿をセレクトしました。今度のお休みはこんな宿に泊まってみませんか!?
目次
静かな”谷の集落”で過ごす贅沢な週末
星のや 軽井沢/長野県 軽井沢
分棟タイプの客室が”小さな集落”をつくっているような静かなリゾートです。
部屋にはそれぞれテラスが設けてあり、季節ごとの景色が楽しめます。
5年ほど前に一度泊まりましたが、レストランや温泉も別棟なので自然と外に出る機会が何度もありました。
散歩をして滞在しているこの場所全体を知るにつれ、よりくつろいだ気分になることができたような気がします。
自然の地形を活かした遊歩道なんかもあり、お散歩自体も楽しめます。
客室はモダンで、天井の広い一軒家(実際にはメゾネット)のような間取り。
広いテラスのおかげで、実際の面積よりもかなり広く感じます。
色々な場所でくつろげるということから“床座”リビング”を採用した部屋もあり、客室全体のコンセプトは「眠る部屋」から「滞在する空間」へ、新しい過ごし方の提案をしています。
温泉やレストランも複数あり、長期滞在しても飽きることなく過ごせます。
まさに、暮らすように滞在できる星のや軽井沢でした。
住所: 長野県北佐久郡軽井沢町星野
電話番号: 0570-073-066
アートと自然と癒合した名建築ホテル
ホテル キーフォレスト北杜/山梨県 小淵沢
斬新で前衛的な建物が迎えてくれる、アートなホテルです。
こんなところに泊まれると思うとワクワクしますね!
こんな外観ですがしっかり源泉かけ流しの温泉も楽しめますよ。
インテリアはどことなく落ち着きのある温かいデザイン。
ベテラン建築家の北川原温氏の、安定感のある設計です。
おしゃれなバーも完備!
日常を忘れるにはもってこいですね。
さらに、こちらのホテルは同じ設計者の「中村キース・へリング美術館」とも提携しておりアートに触れる休日が過ごせそうです。
住所: 山梨県北杜市小淵沢町 10248-16
電話番号: 0551-36-8755
住宅の名手の手がけた温泉とくつろぎの宿
ホテリ アアルト/福島県 裏磐梯
ホテル、ではなくホテリ、です。
アアルトとは、世界的に有名なフィンランドの建築家です。
ですから、アアルトへのオマージュがつまっているこのホテルも、フィンランド語の「ホテリ」を使っています。
こちらも厳選かけ流しの温泉が魅力の宿でもあります。
こちらの宿は小学校未就学の幼児の利用はお断りしています。
小さい子を持つ身としては少し残念ですが、裏を返せばそれだけ静かな環境を提供することにこだわりがあるということ。
滞在中はリラックスして過ごせることでしょう。
内部空間は、柔らかく、温かい雰囲気の北欧の家具を取り入れています。
漆喰や国産の無垢材などの自然素材を多用し
おおらかな空間に仕上がっています。
北欧の家具は和風の空間とも相性がいいのですが、ここでも違和感なく取り入れています。
こちらのホテルは、住宅も多く手掛けている設計がリノベーションした建物です。
それだけに、
身体に合ったスケールのこじんまりとして心地よい空間が続いています。
この心地よい空間に身をおいて
お酒を飲みながら暖炉で暖まるのは最高の贅沢かもしれませんね。
住所: 福島県耶麻郡北塩原村大字檜原大府平1073−153
電話番号: 0241-23-5100
マツコの知らない世界で紹介された「名建築宿」
最後に「マツコの知らない世界」で紹介された旅館、ホテルをご紹介します。
御殿場にある富士山の素晴らしい絶景が楽しめるホテル。建物は近未来的なメタリックなデザインです。
日本建築界のスーパースター、安藤忠雄設計の兵庫にある美術館のようなホテルです。
新高輪プリンスホテルなど数多くの建物を設計した村野藤吾設計の和風旅館。建築を知り尽くした巨匠の最高傑作と言われています。
超格安で泊まれる名建築宿です。素泊まりでなんと一泊2,050円!
最高の秋田杉をふんだんに使い、80人の宮大工を集めて建てた文化財になっている旅館。日本建築の繊細な技術が見られます。
佐賀にある温泉宿。建築ジャーナリスト稲葉なおとさんが死ぬ前に泊まりたい宿に選んだ、建築通もうならせる建物です。昭和の巨匠、吉村順三設計。
まとめ
ファミリーやカップルにも行きやすい、カジュアルな名建築の宿をご紹介しました。
美術館、オフィスビス、公共施設と名建築家の作る建物はいろいろと見ることができますが、それともちょっと違う、よりヒューマンなスケールで作られたホテルや旅館。
こだわりの宿に泊まる旅は普段とはまた違った楽しいものになるでしょう。
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